「人間の苦しみの最大の根源は、自分につく嘘である」
自分に正直にあるというのは、とても難しい
何をしても苦しくなるのは、どこかで自分に嘘をついているからだ
歌を歌うことも、小説を書くことも、間接的表現を通して、深層に触れることのできる道具であって、自分に嘘ばかりついている日常の中で、精神のバランスをとるために必要なのだ
いい音を見つけては、声を出し、心のどこかが共鳴するのを待っている
ただただ思い浮かぶ場面に任せて、筆を進め、隠れていた気持ちを出してあげる
そうやって出てきたものが、僕にとってはとてもいいものだし
誰かにとっても、深層を揺らすものだったりするのかもしれない