元島生

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初夢

 1月1日

正月の朝、起きぬけの布団の中で、ゆい(長女)とみき(次女)のケンカの仲裁をする夢を見た。

夢というより、イメージ。

みきが実家のテーブルで、宿題かなにか書いており、横でゆいが口を出して、喧嘩になっている。

詳細は忘れてしまったが、ユイが間違いかなにかを指摘した。その指摘内容について、ミキは反論している。反論されたことで、ユイも躍起になって反論し返している。

二人とも、本当の気持ちは言語化しないまま「本当はこっちが正しい」と正論をぶつけ、自分を正当化することだけに躍起になっていた。

僕は二人の間に入り、語りかける。

「ミキは今日は、自分でやって、自分で自信を付けたかったのに、出来ないって思わされたことが悲しくて怒ってるんかな。ゆいは、良かれと思ってやったことで、ミキが怒ったから、ビックリして怒っているかな。どうかな」

僕は意識的に、二人が本当の気持ちを言語化できるよう手伝おうと思った「もっと本当の気持ちをしゃべってもいいんだよ」と二人に言った頃には、僕の意識は、目覚めていた。

本当のことを言えたらいい。

布団の中で、新年だということを意識しながら考えた。

普段、あまりにも本当のことから遠ざかっているのかもしれない。

本当のことを言葉にするのは、ほんとに難しいと思う。

出来るだけ、本当に近いことを、話したり、書いたりしたい。